今年も残りわずか。どんな日々を過ごすことができたら、あなたは幸せな状態で2024年を迎えられますでしょうか。私は毎年決めていることがあります。それは「やることをやり切ってから新しい年を迎える」です。後回しにしていることを大掃除して、スッキリ爽やかな気分になるような清々しいイメージです。ところが、振り返りというとなぜか「できなかったことばかりを見て、自分を責めるような振り返り」をしてまいがちで、逆に首を責めてしまうような取り組み方をしている人も多いように感じます。振り返りとは「頑張った自分への敬意を示す行動」の一つだと私は思います。では、具体的にどんなふうに捉えて、何をどのようにして振り返りをすればいいのか?一緒に考えていきましょう!
そもそも振り返りとは何か?
「振り返りが苦手」「振り返りがしっくりこない」「振り返りが中途半端」と悩む人は、振り返りの役割(定義)が曖昧だったり、偏っているケースがあります。かつての私は、振り返りとは「できなかったこと」を書き出して、それをどうしたらできるようになるのかを考えるためのものと定義づけてきました。その結果、振り返りをしているとなんだか憂鬱な気分になり、差し当たりない浅い振り返りばかりで、納得感がないまま「振り返りをした気」になって日々を過ごしていました。いつしか、このままでは「中身のない薄っぺらい自分のままだな」と危機感を感じたことをキッカケに「振り返り」を見直していきました。そこで気づいたことは振り返りには、「自分自身を幸せに導く役割」があるということです。
日々の忙しさに追われて生活をしたり、仕事に一生懸命になっていると、どうしても「盲点」となる幸せがあります。どんなに素晴らしい人でも、つい見落としてしまっている幸せに気づけるかどうか?が大切なポイントです。事実が何か?を中心として、事実に対してどんな解釈を添えて、自分がどんな行動をして、何を感じて今を生きているのかを振り返ることで、自分に対するエネルギーを注ぐことができます。すると不思議と元気が湧いてきて、清々しい気持ちになります。ぜひ、その清々しい状態を味わってみてくださいね。では、振り返りの役割を認識できたら次は、振り返りをする前の準備が必要です。
振り返る前の準備
振り返る前に大切なことがあります。それは「疲れた状態のまま振り返らない」です。なぜかというと、疲れ切った状態では、振り返りがネガティブに偏りやすく、余計に疲れるような解釈をしてしまうことになるからです。なのでまず、自分を正常な状態(ニュートラル)に戻すところが最初の準備になります。たっぷり寝る、身体を緩める、ゆっくりお風呂に浸かる、アロマを焚く、美味しいご飯を食べる、のんびり散歩してみる、太陽の光を浴びてみるなど、あなたが心地よいと思うことをやってみたり、瞑想したりするのもいいですね!ゆっくりと振り返る時間を決めて、美味しいコーヒーを飲みながら、素敵な空間でぜひ、振り返りを実践してみましょう。
振り返りという言葉の持つイメージを変えてみる
振り返りの準備が整ったら、最初にやることは振り返りという言葉の持つイメージを変えることです。振り返りはできないことが強調されがちですが、実は正しく振り返りができると「幸せ」「感謝」が全身に降り注ぐようなイメージで、温かい気持ちに包まれます。ぜひ、上記の図を参考に、あなたの持っている振り返りという言葉のイメージを変更してみましょう。これだけで、心がとても楽になると思います。振り返りのハードルも下がって、取り組みやすくなります。せっかくの1年の締めくくりなので、楽しく振り返りができるように工夫できると幸せに繋がりますね!
振り返りの本質とは?
振り返りの本質は、過去にあった出来事(事実)を「本音で認める」ことです。自分がどれけのことをやってこれたのか?を理解してあげることが、頑張っている自分への敬意でもあります。ここで大事なのは、どんなに些細なことも見逃さないでキャッチすることです。こんなの書いてもいいの?やったうちに入らないでしょ?なんて思わなくて大丈夫。もちろん、ネガティブに感じたり、嫌な捉え方をしてしまうこともあるでしょう。それはそれで一旦OK!(保留)です。後悔したことは「後悔“できた“」とも言えるし、嫌だったことは「嫌なことも体験“できた“自分がいる」という捉え方ができるようになっていきます。できてなかったことも、実はその裏側に「できた」何かがあるということに気づくことが振り返りの本質なのです。プラスに感じることも、マイナスに感じることも、調和をさせてニュートラルに整えていくことが「幸せな振り返り」の秘訣。ではどうすれば、この幸せな振り返りができるのか?それは、心の態度が鍵となります。振り返りの結果(事実)に対して向き合い方が変えていく姿勢が大事なのです。
振り返りに必要な心の態度
「心の態度で向き合い方が変わる」なんてことは誰しもが本当はわかっていることで、直接的に言われても「わかっているのに言わないでほしい」なんて感じてしまうところかもしれません。そんな心も受け止めつつ、どんな心の態度で振り返りに取り組めたら、あなたは幸せなのか?をぜひ問いかけてみてください。批判しながら、自分を責めながらやることはあなたにとって幸せなことでしょうか。きっとそれは幸せとは遠い振り返りですよね。私自身が大切にした心の態度とは「見えていないこと」を「冷静に視ること」ができるどうか?を大切にしています。褒めるとか感謝するも大事なんだけど、ポジティブ風な前向きになったつもりの振り返りで自分を誤魔化さないことが大切です。とはいえ、厳しすぎる必要もないので、誤解なきように(笑)
振り返りしていると湧いてくる感情との向き合い方
多くの人が葛藤しやすいポイントであり、振り返りにつまづいたり、不自然に振り返って余計に複雑になったりするのはこの不快な感情に振り回されているからですね。なので、もしも、振り返りの中で、感情がざわついたり、うごめいたり、ザワザワしたら、ぜひ、それも書き留めておいてみてください。その感情にも語りかけて、感情との対話も一つずつ整理していけると少しずつ落ち着いてきます。どうしても無理になってしまったらまた一旦保留にします。感情は、幸せや成長のために欠かせないエネルギーです。あなたの人生の栄養にもなるので、どんな感情も感じて大丈夫。感情=現実=思考なので、まずは「自分が何を感じているか?」を認識することで、これからは何を感じていきたいのか?という未来を創造するキッカケにもつながるので、一つ一つの感情も振り返りながら大切にしてみてくださいね!
振り返りにあるといい技術
あるといい技術は、問いかけです。問いかけの質が人生を創ると言っても過言ではありません。とはいえ、どうしたら問いかけが深まるのかと言われると、内観トレーニングが必要になりますので、三日三晩で身につくものではないのが現実です。この内観トレーニングはLINEアカウントでお友だちになったみなさんへ『わたしを知ろう』の中で詳しく解説しています!無料でプレゼントしていますので、気になる人はこちらの記事と合わせてご活用くださいね!
振り返りに必要な「切りはなし」の技術
振り返りしようと思ってもスムーズにいかないのは、感情、思考、行動、感覚、結果が全部ごちゃ混ぜ状態で、振り返ろうとしているからです。感情は感情として、思考は思考として、行動は行動として、感覚は感覚として、結果は結果として、全てを最初から繋げたまま振り返るのではなく「単体」で振り返ってみると整理がしやすくなります。恋愛の事例で振り返ってみましょう!例えば、こんなふうに目標を立てたとしましょう。
彼氏をつくる!って目標を立てて、婚活パーティーに参加した。なのに、彼氏ができなかった!私ってそんなに魅力ないのかなって悲しくなって自身を失った。これからどうしていこう…。
これを切りはなしてみると、下記のように冷静に出来事と自分の反応を分けることができます。
彼氏をつくる!って目標を立てて→目標を立てる行動をした
婚活パーティーに参加した→叶えるために行動をした
なのに、彼氏ができなかった→ただの結果
私ってそんなに魅力ないのかなって→結果に対する解釈
悲しくなって→感情
自信を失った→現在の状態
このようなイメージで分解して振り返ることで少し客観的に見ることができます。変えられるポイントはどこにあるでしょうか?一緒に考えてみましょう。問いかけを添えることで、振り返りの質が深まります。
目標を立てる行動をした
→目標の立て方合ってるかな?→いや違うかも?
叶えるために行動をした
→他にできることはあるかな?→たくさんありそう!
ただの結果
→できなかっただけ→だよね!(実際ここは重要じゃない)
結果に対する解釈
→どんな解釈が幸せ?→魅力がないのは思い込みで、どんな魅力があるのか研究してみよう!
感情
→悲しい私にどんな声をかけてあげる?→悲しかったねーって寄り添う!
現在の状態
→自信ってそもそもなんだろう?→自分の魅力と願いを正しくキャッチすることかな?
では、この振り返りのポイントはどこにあるか気づいたでしょうか。そもそも彼を作る!の目標の立て方がずれていたことに気づけると素敵ですね。最初がズレるから全部がズレてしまうのです。
彼氏をつくる!って目標を立てて→目標を立てる行動をした→目標の立て方合ってるかな?→いや違うかも?>>>自分の可愛らしさを磨きながら、穏やかなお付き合いできる素敵な男性と出会って、散歩デートや季節のイベントを楽しんでいる私になる!
婚活パーティーに参加した→叶えるために行動をした→他にできることはあるかな?たくさんありそう!>>>自分磨きをしたり、婚活パーティー以外にもコミュニティ入ったりして、男性と出会う楽しみを増やしてみよう!
なのに、彼氏ができなかった→ただの結果→できなかっただけ→だよね!(実際ここは重要じゃない)
>>>彼がいないという現在があるだけ
私ってそんなに魅力ないのかなって→結果に対する解釈→どんな解釈が幸せ?→魅力がないのは思い込みで、どんな魅力があるのか研究してみよう!
>>>友達に聞いたりしながら、SNSでも情報探して自分を分析してみようかな♪
悲しくなって→感情→悲しい私にどんな声をかけてあげる?→悲しかったねーって寄り添う!
>>>ノートに気持ち書き出してしっかりと悲しもう!悲しかったもん!(認める)
自信を失った→現在の状態→自信ってそもそもなんだろう?→自分の魅力と願いを正しくキャッチすることかな?
>>>本来の自分がどうしたいのかわからなくて曖昧なまま適当に彼氏欲しいって頭でっかちになってたからそれはもうやめよう!
というような感じです。いかがでしたでしょうか?このように「切りはなしの技術」を使うと一つ一つを丁寧に振り返ることができるので、とてもおすすめです。ここまで振り返りについての定義や流れを解説してきましたが実際に「じゃぁ、何を振り返ればいいのか?」フリースタイルで、できる人は自由に振り返ることも素敵ですが、フリースタイルが苦手な人は、りんごの木を参考にしてみてくださいね。振り返りの型があるといいなって思う人はぜひ最後まで読み進めてみてくださいね!
りんごの木で振り返りをしてみよう!
りんごの木についていろんなところで解説しまくっていますが、これは人生の全体像を表した縮図になっています。根っこや土が幸せだとしたら、木そのものは成功です。具体的な振り返りして、自分自身への理解を深めたい人へおすすめの図解です。自分の人生に置き換えて問いかけをしてみると意外な回答が出てくるかもしれません。りんごの木を参考に下記の問いかけをしてみると人生の全体を捉えることができて、客観的な振り返りができるようになります。問いかけリストを書き出してみてくださいね。
・蒔いた種は、自分が欲しいものと一致していたかどうか?
・種を蒔く場所(土)は、自分に適した環境だっただろうか?
・根っこはどんな根っこになっただろうか?
・どんな愛情(水)を注ぐことができたか?
・どんな木(現実)を叶えてこれたか?
・どんな実(欲しいもの)を育ててこれたか?
・どんな収穫ができたか?
・実るまでのタイムラグはどんな過ごし方ができたか?
・最後に空から見たらこのりんごの木はどんな景色に見えているか?
・振り返りの細分化をしながら今年の自分に感謝を添えてみる
純粋で美しい本質に気づく振り返り
私は、誰でも「純粋で美しい本質」を持っていると考えています。それは決して、簡単に言葉だけで表現されるものはでありません。あなた自身が生きてきた「生き様」こそが「純粋で美しい本質」です。それは、単なる実績や地位、名誉、肩書き、財産、人脈、目に見えるもの、だけでは語ることのできない人生から溢れる雰囲気です。ここに気づくためには「引きの美学」を学び、自分自身に最後に残るものにヒントがあります。この振り返りは、出来事や体験を客観的にみることで、不自然な情熱に生き埋めになったあなたの輝きに触れるためのものでもあります。たった1年、されど1年。この365日を生きた自分への敬意と、来年へ向けた自分へのエールを届けていきましょう。
Message
きっとこの1年、いいことばかりではなかったかもしれませんし、いいことばかりだった人もいるかもしれません。どんな1年だったにせよ自分への感謝が、周りへの感謝にもなります。りんごの木とは別に月間ごとに振り返りながら、ジャンルを振り返るスタイルもおすすめです。ジャンルに関して2パターンあるので両方やってもいいし、気に入った方をやってみるのもありですね。こちらはワークブックで詳細をお届けしていますので、ダウンロードしてみてください。
そして、最後は、今までの振り返りを見ながら自分に感謝することを最低20個書き出してみましょう。できる人は100個を目安に書き出してみてください。ぜひ、ここは体感してもらいたいので余計な補足はしないでおきますね。自分への感謝を存分に味わって新しい年をお迎えください♡
振り返りやプランニングが必要な方はぜひ、体験セッションもご活用くださいね。
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プレゼントの受け取り方法①
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