はじめに
まず、はじめに。マーケティングを辞めたというと、あたかも、マーケティングが悪いように聞こえてしまいますが、それは大きな間違いです。マーケティングはビジネスにとってとても大事な要素です。マーケティングを否定するのではなく、マーケティングをしないことの「価値」に目を向けてみたら、私の場合、それがたまたまうまくいってしまったのです。おそらく、全員がそうではなく、しっかりと専門的なマーケティングを行う必要がある人は、マーケティングやめちゃいけません(笑)本記事は、マーケティングを否定するものではないのです。むしろ、その偉大さを知るからこそ、マーケティングの計り知れないパワーを雑に扱ってはいけない、より繊細なものだと私は感じています。
もしも、あなたのビジネスを発展させていくプロセスで「マーケティング」に対する違和感があるのならば、ぜひ、読み進めてほしい記事です。私がマーケティングを辞めた理由は3つです。一つ目は、「間違ったものや必要のないものを買わせない」ため。間違った買い物をさせない。必要のないもの、活用できないものを選択させない。ことが私のビジネスにおけるモットーだからです。さらに、二つ目は、「自分のことを、自分で決めて選択をすること」を大切にしているからです。人は、本当に望んでいることを自分の意思で選択をするからこそ、それを実行することができます。最後の3つ目は…ぜひ、最後にお伝えしています。
こんな経験ありませんか?

どんな情報にでもアクセスできてしまうこの時代に「買い物」することはとても容易く、あれも欲しい、これも欲しいと「無意識に欲を狩りたたれてしまう」ことは、誰しもが経験しているのではないでしょうか。欲しいと思ったはずの商品も届けば、最初の熱量が高いうちだけで、本当は必要なかったと気づく頃にはもうと時すでに遅し。無形商品、情報商材を買えば、私は変われる!と謎の衝動に駆られた割には、それで結果を出せずに終わってしまい後悔してみたり。
気づけばローン地獄にハマり、SNSをひらけば、広告ばかりで鬱陶しくなる。尽きることのない狩たたれる欲に沼ってしまうと、そこから抜けるのにまたエネルギーがかかります。このような経験をして、不安になった人もいると思いますが、安心してください。これ、私も経験して、そして、ここから人生を変えることができました。なぜ、この情報沼から抜出して、マーケティングをやめることができたのか?その秘訣は長くなりますので、リラックスしながらゆっくり読んでくださいね。
本記事はこんな人におすすめです
本記事は、フリーランスを続けているのになかなか稼げなかったり、セミナージプシーで投資したわりには、それに見合う「結果」を出せていなかったりする人にとてもおすすめです。さらに、衝動でものを買ってしまいやすい人や限定品、セール品を欲しくもないのに買ってしまう消費癖のある人も読むことで「購買心理」が分かるので、これからの「物欲」との向き合い方のヒントになると思います。どれも私自身も当てはまっていたんですよね。全て過去の自分で、この3つの特徴に取り憑かれてしまっていました(笑)いざ、自分が「商品を届ける側」に立ってみると見える景色がガラッと変わりましたし、何を選んで買い物をするのか?という消費者の立場も冷静に理解することができるようになりました。
稼げないフリーランス

私は、中学生時代からふわっと「自分でビジネスをしたい」と心の片隅に小さな夢を持っていました。実際、そんなふわっとした夢でも、ふわっと叶ってしまいました。でも「売れ続けること」が難しくて、フリーランスだけでは、生活ができません。キャバラクラで働きながら二足の草鞋で、フリーランスよりもキャバクラの給料のほうが遥かに良くて楽しかったのはここだけの話です(笑)当時は、「稼ぐことの本質」がわからないまま「なんとなくできること」をやっていました。
開業当初は、洋服が好きだったので、スタイリストで独立しつつ、プレゼンが得意だったので、専門学校の非常勤講師などをしながら、なんとか生き凌いでいたんですよね。今の私からしたら本当に行き当たりばったりなフリーランスで、闇雲で的外れなマーケティングをしては、疲弊する日々。電車に映る疲れ切った自分の顔が酷く、何度目を逸らしたことか。稼げないのは、マーケティングの本質を理解していなかったからです。本当にフリーランスをするのであれば、マーケティングとどう付き合っていくのか?はもう少し、早い段階で、明確にしておけたら良かったなぁと適度に反省しています。
セミナージプシー

稼げないからこそ、セミナージプシーに拍車がかかっていました。なぜなら、広告や告知を見れば、そこには「稼ぐためのノウハウ」がたくさんあったからです。私の心理は、マーケティングの思う壺です(笑)これ以上、ローンは組めないというギリギリのところまで追い詰めました。常にマイナスなのに、さらにマイナスを助長するように「これさえ買って実践すれば稼げる!」とノウハウに縋り付きました。でも、買っても買っても、商品は売れるどころか、なかなか仕事にも、結果にも、たどり着けない。
なんだかおかしいなぁと薄々気づきながらも、そんな自分と向き合うことから目を逸らし、セミナー沼にハマっていきました。私がやるべきことの最優先は、本来はセミナーをうけることではなかったのに、つい謳い文句に釣られて、買ってしまう。そんな自分に嫌気がさしつつも、そんな簡単にセミナージプシー辞めるわけにはいかなくなっていました。この時は、なぜ、一度立ち止まることができなかったのか?と不思議なのですが、自分のことを客観的に見ることができなかっただのだな〜と感じています。
物欲があって衝動で買ってしまう人

こんなに一生懸命働いても、実践しても「結果」にならないのがおかしいと頭を悩ませたストレスの挙句。私がしていたのは、絶対辞めたほうがいいちょっと高い服を買ってみたり。コンビニやカフェで小さな消費を続けてストレスを発散させていたんです。セール品や期間限定に弱くて、これなら買えるだろうと、とっくに毎月の支出はマイナスなのに、なぜか「買い物」をしていたんです。私はこれを「結果が出せない自分への腹いせ」とよんでいます。本当の課題から、気晴らしをしているような感覚でした。
今じゃ、考えられないですが、当時は「正常」ではなかったと思うんです。つまり、私の知性は「幼稚な知性」でした。気づいた頃には、恥ずかしくて、穴があったら入りたいとはまさにこのことだと。マックのコーヒー100円すら、やりくりしなければならいとハッとしたとき、ものすごく今までの自分の選択を後悔しました。このときの私は、マーケティングによって「買わされた」「売り込まれた」となぜか被害者目線で、心の中では、欲しくないのに買わないといけない雰囲気に変われたと言い訳を捏造して、消費者としての自分の行動に責任を持つことができないままでした。
ガツガツマーケティングをせずにビジネスをしたい人

フリーランスとして売上が続くようになったのは、私の場合「マーケティング」にこだわらなくなってからでした。とても不思議だったのですが、目の前の一人一人、自分と向き合うようになって初めてお客様に選んでいただけるようになったのです。数字を分析して、アルゴリズムを勉強して、発信の構成を考えて、顧客リストを増やしていくことに限界を感じて「もっと違うやり方がいいな」と思ようになりました。稼げないフリーランスで、セミナージプシーで、衝動買いでストレス発散している人から誰も買いたくないだろうなって(笑)
これに気づいたときは、当たり前すぎて、思わず笑ってしまいましたし、今まで「売り上げて、稼ぐこと」がまるで全てかのように捉えていた自分が浅はかだったと反省しました。限られた大切な時間を、マーケティングに時間を使いたいわけではないことに気づいたんです。興味もない投稿に頑張ってコメントしたり、不自然な絡みやコミュニケーションをとって、盛り上がっているようにみせたり、いいところだけを切り取って、部分が「全て」かのようになってしまうことの違和感になぜ気づけなかったのだろうかとちゃんと後悔しました。ちゃんと後悔したら吹っ切ることができて、がつがつマーケティングしなくても「息を吸って吐くように自然と続くライフワーク」を目指していこうと決め、マーケティングを辞めることになりました。
マーケティングが教えてくれた大切なこと
今までは、マーケティングをやめる前の私がどんな人だったか?をお伝えしましたが、ここからは4つのエピソードを通して、どんな大切なことに気づいたのか?をお伝えしますね。フリーランスになって、よく見るようなマーケティングを「やらされている」という感覚で取り組んでいたときのエピソードです。
episode1.マーケティングのトラウマ

今までのお話からも十分伝わっていると思いますが、これは私の「幼稚さ」が原因です。マーケティングが悪いわけではないですからね。私ね、「あなたの利益のために商品買わされた」「断れないように言いくるめられた」「買わせるように仕向けた」ってぶっちゃけ思っていたんです。まさに被害者目線でした。間違いなく私の選択だったのに、「正しい選択」ができなかった自分を認められずにしました。断るという選択ができない自分を棚に上げていたのです。そう感じた自分自身に課題があったことにその時はまだ気づいていませんでした。
本当はいらないものをたくさん買ってしまったってすごく後悔して、膨れ上がった借金を目の前に何度も絶望しました。ところがそんな状態にも関わらず、私は借金を返したくて「月商100万円」のフレーズに飛びついてしまいました。見事に私は、さらなる借金地獄となり、自転車操業でなんとかするしかない状況に拍車がかかりました。そして、その結果、私がみた地獄があります。借金なんてまだ可愛いもんです。究極のトラウマは「買い物」が怖くなってしまったことです。自分は買い物がちゃんとできない人、お金を管理することができない人と、どんどんセルフイメージを地に落としてしまったのです。
episode2.月商100万円の真実

セルフイメージを地に落とした結果、買い物恐怖症となり、お金をいかに使わないか?を突き詰めることになりました。おかげで今でも支出(固定費)は周りに引かれるくらい最小限です。ここまで落ちて初めて、ちゃんとお金の勉強が始められたんですよね。同時に、マネーリテラシーがない自分、購買心理をよくわかっていない自分を知り、世の中の商品がどうやって売られているのか?なぜ人はモノを買うのか?をたくさん勉強しました。
なぜ、人が月商100万円に飛びついてしまうのかも、このときに分かりました。なぜなら、プロモーションを見て「100万円稼ぐことが、簡単にできるかも!と勘違いするから」でした。つまり、夢を見てしまうからだと。私も見事に「勘違い」をしていたんです。不安を煽られたり、〇〇さえあればできる!とのキャッチフレーズを見て、それが簡単だと思い込んでいたんです。言葉やセールスの構成でここまで人を動かせてしまうことに恐怖さえ覚えました。実際にフリーランスとして8年続けて思います。
全くもって簡単ではなかった!(笑)でも、シンプルではありました。簡単に稼げるのではなく、稼げるための仕組みはシンプルだったということです。簡単ではないです。やることをやる必要はあります。簡単とシンプルは違うのだと気づき、私はますます、マーケティングに対して懐疑的になります。
「簡単」という言葉にどんなイメージを持っていて、どう扱っているのか?というポイントもあります。もちろん、簡単にできることもありますが、私の場合は簡単かどうかよりも「シンプル」になっているかどうかが重要でした。その結果、いろんなことを簡単にできるようになったと感じます♡
episode3.本質は都合が悪いから「売れない」

私ね、どうやって自分のサービスを広めたらいいのか?を有名なビジネスプロデューサーに相談したら「本質的すぎて売れません」って言われて絶望しました。マーケティングのプロの言葉は、衝撃で、私はノウハウがないから売れないと思っていたのに、まさか本質的すぎて売れないってどういうこと?ってね。頭抱えました。その理由は、教えてくれなかったけど、今の私はこう解釈しています。いきなり事実だけ突きつけられても、人は受け入れられないよってことなんじゃないかな?ってね。
恋愛で言うなら、いきなり振られて意味わからないみたいな(笑)前兆があって、そろそろ振られるなってときに振られるとのでは心の準備が違うもんね。本質(本題)は入口においてはいけないのだと、思います。本題に入る前の「きっかけを作ること」「最初の一歩の背中を押すこと」それがマーケティングだったのかとハッとしたんです。橋がかかってないのに、準備も何もできてないのに、本質ばかり正しいことばかりを伝えると「受け取りにくくなっちゃう」のだと感じています。最初の入り口は「私にもできるかも!」と思っても「入ってみたら(買ってみたら)思ってたのと違う…」というギャップを何度も感じていたので、その原因はこのマーケティングの本質を「最初に知れないこと」にあったのだと気づくきっかけになりました。じゃぁ、私はこれからどう商品を売っていけばいいのか?めちゃくちゃ悩みました。
episode4.とある編集長のお話

ある日、こんな質問をとある編集長さんにさせてもらったんです。商品を売ろうと思うと、どうしても「不安」を煽ったり、マイナスを「助長」させてたり、ないことにフォーカスをして、負の状態へのアプローチが必要ですよね。一歩間違えば「不安に狩りたたれて買わなくてもいいものを買わせてしまうリスク」ありませんか?幸せが遠ざかりますよね?と。本質の中身を語らずに、パッケージだけで選んでもらって、開けてみたら違かった!というギャップに苦しんでいる人がたくさんいますと話すと、編集長さんは唸っていました。あ、変な質問しちゃったと焦りました(笑)
この時、ずっと思っていたんです。外見だけでに好きなって付き合ってみたら全く価値観も方向性も合わなかった、みたないな恋愛に似ているなぁと。あるモノに目を向けて、より磨くための商品よりも、ないものを煽って、負を解消する問題解決のための商品のほうが売れると言うこと。だからビジネスは問題解決だと言われるのだと、このとき問いかけながら気づきました。耳障りのいい、都合のいい言葉を並べてパッケージを綺麗に見せかけることで、人を思ように動かせてしまうことの恐ろしさを抱えたまま、ビジネスと向き合うことに疲労感すら覚えていました。
編集長さんも「それを言われてしまうとね…」とそんな私にこう伝えてくれたんです。「それに気づけたことが本質の中の本質です。ぜひ、悩み続けてください。その心を持つことを忘れずに、いてください。純粋な表現を問い続けてください。私たちも答えがありません。」とおしゃってくれたんです。私、本当に感動しました。そうだよな〜ってじわじわ、くるものがあります。マーケティングって、そのものが嫌われがちですが、マーケティングそのものを純粋に扱える人がいたとしたら、それはとても繊細で、人と商品を繋ぐ最高の架け橋になるモノだと気づくことができました。ものすごくマーケティングの価値を感じました。なので、私、マーケティングやめました。
マーケティングと、どう生きるのか?

せっかく、マーケティングの本質に気づけたのに私は、なぜ、マーケティングを辞めたのか。それは、私は私から出てくる言葉をマーケティングに変換するのではなく「そのまま使ってみたい」と思ったんです。純粋に私から出る言葉で、繋ぐ文章で、それで繋がってくださる方と一緒に仕事をしていこうと。だから、戦略立ててません。そのまんま、です。こんなにたくさん書いてますが、特に構成も何も考えてません。
出てくるままに書いてます。きっとね、業界的にはありえないと思うんですよね。台本作らずに、即興で、劇をするみたいな感じ、だからね。売れないことものリスクも引き受けた上で、「そのままで売れちゃう人」になろうと腹を括りました。本質は売れないことを理解した上で、最初から本質で生きると決めたのです。ただし、本質はそのまますぎると心臓に悪いので、一つだけ「架け橋」を用意しています。それは長い文章です。いきなりだとびっくりしちゃうので、こうやってあえて「長い文章で綴って雰囲気に慣れてもらうこと」を大切にしています。
こうやって、私自身、マーケティングへのこだわりを手放すまでには少しだけ時間がかかりました。今までは、提供者の立場では「消費者」を理解してなかったし、消費者の立場では、「提供者」を理解してなかったんです。盲点があるまま、フリーランスでビジネスしていたので、盲点に足が引っ張られるような状態でした。今では、どっちの目線も背景も大事にしています。
消費者目線のお話

私たちは生きている以上、消費者と言う立場になります。そこで忘れてはいけないのは「提供者」の存在。その提供者の存在と対等な目線になり、提供者の背景を想像できる自分である必要があります。この消費者目線で、私はセミナージプシーを卒業して、浪費にお金を使ってしまうことがなくなりました。無事に、買い物恐怖症も克服することができました。
あなたは今、どんな状態ですか?

相手を理解するためには、まず、自分自身が正常な状態であることが欠かせません。正常とは、ふつうであることです。物事の判断を適切にすることができる心身の健康が保たれている状態です。イライラしているとき、コンビニ寄るとスイーツ買っちゃいません?しかも、買うつもりがないものまでおまけで買ってしまう。けど、ふつうなときって「本当に必要ないもの」は買わないでいられます。私も買い物恐怖症になりましたが、今では「必要なもの」を選んで買えるようになりました。感情に巻き込まれたり、限定品、割引にも惑わされず、純粋な判断ができます。この純粋な判断は、しずく理論を用いたスローコーチンでお伝えしていますので、興味がある人はのぞいてみてね。

深層と表層を一致させていますか?

純粋な判断ができるのは、深層と表層を一致させているからです。私たちは、顕在的な望み(表層)が自分の本当の望みだと思い込んでしまいます。特に、自分の状態があまり良くないときほど「情報に対してジャンキーになる」のです。不快を快楽で解決させてしまう傾向があるので、まずは、本当に私これ望んでいるんだっけ?と冷静なれるかどうかがとても大事です。純粋に自分の欲しいもの=必要なものとして商品を選べるようになるためには、この冷静さがキーです。とは言ってもドライなイメージの冷静さではなく、「すとん」と腑に落ちた温かい冷静さで、頭がとてもクリアなので爽やかな決断になります。
感情も本心も大事にした「本音」から選択することを楽しめて、その選択がまるで奇跡のような現実を生み出してくれるのです。この深層と表層を一致させるための、一番の土台は「Cloud Space Creation Method」の中で、お伝えしています。溢れかえっている情報と、どう付き合っていくのか?という基礎がすごく重要です。今現在、申し込みは受け付けていませんが、ゆくゆくオンライン講義として販売する予定です。気になる人は、過去の募集記事をぜひご覧ください。

提供者に対する理解

自分の状態を整えて、表層と深層を一致させることができたら、相手も商品を売りたいと言う気持ちがあることを理解すると、心の余裕が生まれます。この視点が生まれると、「買う気がないのにメルマガ登録」とかしないんですよね(笑)買う気も紹介する気もないのに「無料」のものだけもらう、とかもやらなくなります。買わないのに試食だけ、とかもしないです。相手の商品を届けたいと言う気持ちに最大限、寄り添えるようになるんです。
思わせぶりなことしなくなるんですよね。すると必要のないものは本当に買わなくなります。つまり、浪費しません。余裕があるのでそこまでしなくてよくなります。仮に買わなかったとしても、無料のものには、感想を添えて、シェアをするとか何かしらの行動に出ますので、搾取のない関係性を育てることができるのです。そして、提供者に対する敬意として「あなたのビジネスがうまくいきますように♡」という祈りを込めた関わりができるようになるのです。
提供者目線のお話

私たちは、特に仕事していると商品を提供する側になりますよね。そこで忘れてはいけないのは「消費者(お客様)」の存在。消費者(お客様)の存在と対等な目線になり、消費者(お客様)の背景を想像できる自分である必要があります。この提供者目線を大切にすることで、消費者(お客様)に間違った買い物をさせないことができます。つまり、ご自身の選択に後悔のない決断がお互いにできるようになり、信頼関係が生まれます。私はここを確立させてから、フリーランスとして安定をすることができました。このやり方だと、少し時間はかかるけどね。それもまた焦らずゆっくりです。
誰にどのタイミングで商品を届けるのか?

例えばですが、「恋愛」したい人に「プロポーズ」をしても基本は断られますよね。「結婚」したい人に「都合のいい関係」を申し込むってすごくミスマッチじゃないですか。「恋愛したい人」「結婚したい人」はたまた「都合のいい関係」を好む人、いろんな関係性のパターンがあります。アプローチ方法がそれぞれ異なります。ビジネスもこれと同じです。さらに、どんな市場なのか、間違った場所でアプローチをしても響かないですし、タイミングも重要です。
仮に、「100万円の商品を結婚」「60万円の商品を恋愛」「10万の商品を都合がいい関係」としましょう。この違いって商品と金額の違いに見えますよね。でも、違うんです。実際は相手が「10万円にかけているエネルギー状態」「60万円にかけているエネルギー状態」「100万円にかけているエネルギー状態」を見ることが重要です。その金額(エネルギー)をかけていただけることの背景を忘れずに、受け取る心の態度が大事なのです。それぞれの商品をどんな人にどんなタイミングで届けていくのか?という背景にあるその人の物語に寄り添うようなイメージです。これが間違った選択をさせないコツでもあります。
さらに、年収が300万円の人と600万円の人の10万円・60万円・100万円の差の大きさも消費者の背景の一つです。ローンがある人ない人でも背景が違います。お付き合いを申し込むべきか、結婚を申し込むべきか、はたまた、結婚前提のお付き合いなのか、都合のいい関係なのか、それともどちらでもないのか。背景をできる限り理解して、本当にこの人にこの商品を買ってもらうことが「ベスト」なのかどうかを「話し合えるか」が重要です。対話したうえで、商品を提案させていただくのです。結婚前やお付き合いの前に知っておきたいことを事前に確認しつつ、それぞれの人生背景を大切にすることを忘れずにいるようなイメージです。ただ、ここまでできればどちらからというと「消費者(お客様)からクロージング前に逆クロージングされるような関係性」になっています。
何を大事にするのか?

これは、お互いに何を大事にしているかを知ることが大切です。なぜなら、人間の価値観は、移り変わるモノだからです。その移り変わりの中でも目指している方向が同じなのかどうか。私の場合は、このホームページを読み込んでいただければそれが伝わるはずです。自分自身が何を大事にしているか、だけではなく消費者(お客様)が大切にしていることをどれだけヒアリングできるか?感じ取れる感性があるのか?を常に問いかけていきたいところ。
これを続けることでミスマッチを防ぐことができます。大事にしていることの方向性が合わなかった時が、一番すれ違いますし、私の場合、長期的に関係性を育めることを大切にもしていますで、購入前のコミュニケーションが大事です。なので、ここでも言いますが、文章が長いです(笑)本質への架け橋となるコミュニケーションがこのブログです。

消費者に対する理解

人生背景を分かち合い、方向性が一致しているかどうかが明確になったら、消費者が何を喜び、何を期待し、どうなりたいと願っているのか?と言う問題解決の先にある「未来の創造」に目を向けていきます。これから、どうなっていきたいのか?今、どうしたいのか?決断にかかる負荷を、心地よい温かさに変えていくことが消費者に対する理解です。何を買うとき、煽るのではなく、温かい未来のイメージを共に分かち合い「自分で決める」ことを邪魔しないで待てるかどうか。
これが提供者としての大切なスタンスです。決断は、準備ができた人だけができる自分へのギフトです。変な背中の押し方をせず、待ってるねって相手の決断に委ねながら、提供者側は「私にできる最大の貢献をすること」を決めて待つだけです。具体的な相談されない限り、決断に対して口を出さないことが私のモットーであり、消費者に対する敬意だと感じています。
本当にマーケティングをしないと売れないのか?

結論、私は「マーケティングをした方が売れる」に辿り着きました。舗装されてない道を歩くよりも、舗装されている道の方が歩きやすいように、マーケティングをした方が「商品を買っていただけるまでの道」がとても分かりやすく、最短です。なのに、私はなぜマーケティングを辞めたのか。正確にお伝えすると、「道」を派手に装飾するのをやめた、と言う方が最適なニュアンスかもしれません。
つまり、「派手で安易なキャッチフレーズ」にはしないということです。そのまま自分の言葉を使うことを大切にして、あからさまなマーケティングではなく、もう少し自由度の高いイメージを持っています。私はどんな舗装をしているのかというと、それは全部このホームページに詰まっています。とは言っても、それだけは伝わりきらないかなと思うので「発信」と「表現」の違いからお伝えしたいと思います。
発信と表現の違い

自分のことを自由に表現したいと思う人もいれば、発信が苦手であまりやりたくない、とかたくさんの声があります。この2つの単語だけでも、人それぞれ十人十色、言葉の定義やイメージは異なりますね。この発信と表現、どちらも大事です。ビジネスはこのバランス。
表現だけでは、売れないし、発信だけでは、味気も人間味もありません。「木」そのものの、情報を届けつつ、根っこの大切な部分を「言葉」と「言霊」で伝えていく必要があります。同じような内容でも、誰が言うか?で情報の価値は変わるもの。だからこそ、私たちは、言葉と言霊を磨いていく必要があるのです。この図は以前、ビジネスグループコンサルをしたときの図です。具体的に解説していきましょう!
発信とは

発信とは、マーケティングです。稼ぐための一つの手法。「りんごの実」をどうしたら美味しく作ることができるのか?を分かりやすく説明をして「りんごを実らせるための道の舗装」をするのがマーケティングの役割です。このとき、私がどうしたいか?ではなく「お客様はどんな道に通るのか?」が重要。
つまり、情報提供をするときに私が伝えたいことではなく、相手が伝えて欲しいことを届ける必要があります。主役は他人です。ただし、道を舗装するのは少々泥臭い作業でもあります。ある程度時間もかかりますし、エネルギーを注ぐ必要があります。この部分で見られるのは分かりやすい実績やキャリアです。そして、きっかけになる「キャッチフレーズ」「キャッチコピー」です。人間に例えるのであれば、外見をどう魅せているかに近いものがあります。
表現とは

表現とは、ブランディングです。選ばれるための好感度です。どんな根っこを持っている人なのか?を知ってもらい「この人から買いたい!」と感じ取っていただけるエモーショナルな部分。相手が何を伝えて欲しいか?よりも「自分はどんな人でどんな人生を生きているのか?」をベースにビジョンを伝えることが軸となります。主役は自分です。いかに感動を生み出し、影響力を与えていけるか?が重要です。自分で自分の説明ができることが鍵になりますね。この部分では、相手は感覚的にあなたの雰囲気をキャッチしてくれます。人間に例えるならば、あなたのオーラ、表情、態度などに近しいものになります。
マーケティングで売れる人の特徴

20代の頃、マーケティングをしたらちゃんと売れたんですよね。道の舗装はやはり大事です。その道の舗装に対して「感情」を必要以上に持ち出さない人はマーケティングで売れると感じます。つまり、つべこべ言わずにやることをやれるか(笑)非常に地味で泥臭いと思います。ある意味淡々と、少しだけ割り切って「発信」に対してコミットができるとそれだけ反応ってガラッと変わりますからね。
さらに、数字対して強い人です。数字に対するイメージや意味づけが「ただの数字」であること。数字に感情をくっつけてしまうと値段設定できなかったり、価値と見合うかどうかを気にしすぎて結局、遠慮したビジネス設計になりがち。なので数字に対してカラッと前向きに捉えられる人はマーケティングを取り入れやすいでしょう。
マーケティングで売れない人の特徴

マーケティングで売れない人は「感情」をすぐに持ち出し、「モチベーション」に頼る癖があり、発信内容の言葉選びで「しっくりこない」と自分の納得感を大事にする人です。マーケティングの場合は、自分の納得感ではなく「相手の納得感」が大事です。自分の想いばかりが先走りっている状態では「売れない」です。自分の思いを届けたいんです!自分を表現したい!だけでは売れないのがリアルなところ。ですが、がっかりしないでください。ビジネスは想いだけでは完成しませんが、想いがなければ、始まりもありませんからね。
あなたはどっちが好みですか?

ここまで色々お伝えしましたが、あとは、あなたが何をどう選ぶのか?です。私は、マーケティングが1割で、ブランディングが8割です。あと1割何か?それは最後にお伝えします。ここでお伝えしている私のマーケティングは、このオフィシャルサイトや日常のSNS発信です。ですが、しっかり台本作ってやっているのか?と言われたらそうではなく、赴くままに書かせていただいています。
自分が何が好みで、どんなリスクを引き受けて、何を得ることができる人なのか?を明確にすることが大切です。私は、マーケティングはほぼやっていないことになるので、1割です。結果的に、最後は「あなたはどうしたいの?」という「好みの選択」を自分の意思を持って選択できるかどうかです。
マーケティングを辞めたことの真実

本当はね、どっちもいいんです。と書くと、今ままでのお話はなんだったのか?となりますが(笑)つまり、なんでもいいの。マーケティングしようがしまいがどっちも正解です。だったら私はマーケティング辞めてもいいになりました。私の正解は私が創る♡ことを決めたのです。それだけなんです。
結果的にマーケティングに見えるようなこともあるかもしれませんが、多分それはたったの1割のマーケティング要素。8割がブランディングで、余った残りの1割は「ただの余白」です。どっちもいいと思っているので、どっちもいい余白を残しています。最初にお伝えした私がマーケティングをやめた3つ目の理由は「どっちもいい」「どっちも素敵」だと思うからです。
これからの時代のマーケティングとは?

これからの時代のマーケティングはきっと「規制が厳しくなる」と思っています。特に、日本はまだ優しい方で海外は規制が厳しくされている印象です。技術の発展とともに、詐欺などの犯罪スキームも幅を効かせることができる時代だからこそ、私は思います。純粋さこそ、マーケティングの本質ではないか?と。
今までの本質は「買ったあとに受け取ってみて初めてわかる幸せ」みたいなもので、それを最初に出すと「幸せのネタバラシ」で人はつまらないし、それだけでお腹いっぱいになってしまい商品を買わなくなるといった要素がありました。映画のエンディングを先に伝えちゃうみたいなね?ネタバレってみんな嫌うじゃないですか(笑)私の感覚でしかないですか、これからの時代は最初から最後まで「純粋」なんじゃないかって思うんです。
本当に、腹の底から願うことが純粋な本音ならば、マーケティングを辞めようがやめまいが「どっちもいい」のではないかと。そのこだわりが私には無くなったので「マーケティングをやめた」と表現しているだけなのです。本当に現実に叶うものがなんなのか?の正体が分かればこだわりがなくなるのかもしれません。
自然と仕事につながる関係性の育て方

実際、派手なマーケティングをしなくても自然と仕事が生まれています。自分にできることを「これができるよ!」と明確にしているので、依頼もされるし、相手が必要としていたらこちらからオファーをすることができます。日常の中で、自然と出会えると決めていますので、本当に必要なタイミングで、お客様とばったり遭遇みたいな繋がり方をしています。
これは腹を括ったご褒美で、自然の中で起こる采配を掴めるようになっただけ。ここまでくるとマーケティングのお話から潜在意識のお話になってしまいそうです(笑)話を元に戻すと、とてもシンプルです。自然と仕事につながる関係性の育方は、「自然体の自分のまま、相手のことも考える」です。もちろん、今でも完璧にできるわけではないですが、相手がどう思うのか?何を感じているのか?に思いを向けてみることで「コミュニケーション」が変わるんですよね。
・相手が欲しいリアクション
・相手がして欲しい行動
・相手が欲しい言葉
・相手が欲しい空気感
・相手が欲しい距離感や温度感
・相手が欲しいもの
を理解することです。ここで大事なのは「何でもかんでも相手に合わせる」ということではありません。理解をした上で、相手とどんな関係性を築くのか?がポイントです。そして、それを「やなきゃ」ではなく「私がそうしたいからそうしている」という自己決定感を持って行動を選択することが大事なんです。さらに
・相手が何に悩んでいて
・相手がどんなことに不満があって
・相手の本音や本性がなんなのか
・相手の愚痴を聞いてみたり
・相手の理想や未来お話をしたり
相手が何を求めているのか?を普段の対話から知り、「私には」どうして欲しいんだろう?というポジションを心地よく確立することを大切にしています。これを技術として実践するというよりは、自然と相手を思って行動をしていたらそうなるよねという在り方ベースで実践していくことが大切です。すると、今度、相談乗ってくれない?と声がかかるようになります。このロゴ作って欲しい!洋服選んで欲しい!HP作って欲しい!おすすめのコーヒー教えてほしい!転職のコツ教えて欲しい!フリーランスの仕事を教えて欲しい!など「日常」の中で自然と声をかけてもらえるのです。
自然と売れる流れづくり

私の場合、自然と売れる仕組みがホームページとSNSです。でも広告入れたり、この変な誘導のポップを表示させたりはしてません(笑)単純に「小暮貴恵」ってこんな人で、こんなことができるよっていう情報の密度を凝縮させて描いています。さらにいうと、ただの私の「綺麗なものをつくりたい」というものを作っただけでもありますね。それがたまたま人に見せることで、「うちのも作ってよ〜!」って綺麗に作りたい人たちからのオファーが自然と舞い込んでくるのです。今では営業いらずです。さらにデザインに関しては、ポートフォリオサイトを作成して、コンテンツはコンテンツリストに公開しています。いつでもどこでもすぐに「情報」を取り出して、オファーに対して応えられるように整えています。
デザインのポートフォリオサイト

コンテンツリストを公開しているもの

まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。だいぶ長く、語りましたが、「マーケティングをやめた」ということは「マーケティングへのこだわりがなくなった」ということでした。それでも8年もフリーランスをやってこれたのは、きっと環境や人に恵まれていたのだと思います。そのお陰様で、自然とご縁とタイミングが采配され、今があると感じています。自分の力だけではここまでやってこれませんでした。
全ては、日常をどう生きているか?に凝縮されているのだなと感じています。どんなマーケティングをしようがしまいが「純粋な気持ちでクライアントのみなさまと関わりあう」ということに振り切ってから変な不安からも解消されて、今の自分の人生を楽しむことに全力を注ぐことができます。結局は、自分が「何をどう決めているか?」が大切。その決めたことが叶っていくことが現実。
だとしたならば、私はとことん、美しく純粋な優しいビジネスをこれからも続けていきたいと思います。息を吸って吐くように自然と続くライフワークを大切にしていきましょうね!もし、マーケティングをやめたいと願う人がいたらぜひ、スローコーチングもしくは、パラレルコーチングを体験してみてください。お待ちしています。最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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